われわれの安全活動制度
ひろしまの里山での森林保全の実態を踏まえて、独自の講習制度を運営、開発しています。当会の講習会は、次のラインナップに分かれています。基本的に、基礎研修会から練習会、実践会とステップアップしていただき、各人の必要な技術に応じて、発展研修会や研究会もあります。講習会カレンダーも参照のうえ、ご参加を検討ください。
- 基礎研修会は、山の手入れ作業の初心者の方、基礎から復習をしたい方、各団体で指導的立場の方向けの講習会です。チェーンソーによる伐倒と造材を安全に行うための心構えから、技術を座学と経験者のデモ見学、実技により学びます。受講料1,000円。刈払機の安全な扱い方についても開催する予定です。
- 練習会は、「基礎研修会」やそれに準ずる講習会を受講され、安全の心構えができている方が対象です。「基礎研修会」では、実技の時間が限られるため、この「練習会」でしっかりと実技を行い、安全技術を技能として身につけます。実技内容は、各回ごと、受講者のレベルや要望に応じてカスタマイズします。1回だけでも、何回でも参加可能です。受講料2,000円。
- 発展研修会は、「基礎研修会」やそれに準ずる講習会を受講され、安全の心構えができている方が対象です。チェーンソーによる伐木や木登りなど、森づくり作業で必要な発展技術の基礎を学びます。受講料1,000円。
- 実践会は、実際に山で活動されている方が対象です。広島の里山で多い雑木林で、広葉樹の伐倒や木材の搬出、掛かり木処理など、山の手入れ活動の実態にあわせた講習を行います。「基礎研修会」「練習会」では、針葉樹の人工林で基礎的な伐倒技術の確認と訓練が中心ですが、「実践会」では、より実践的な内容となります。ただし、受講者のレベルにより、内容は講師によるデモの見学となる場合もあります。受講料2,000円。危険な林地での対処法をプロと受講生で協議するワークショップや、危険な林地を対処するプロの作業を見学する実践会も開催しています。
- 研究会は、毎年進化している森づくり作業の新たな技術や講習内容を、調査、検討、検証など研究する会です。原則、会員向けの講習会です。研究内容により、一般の方の見学や参加を受け付けることもあります(前提知識や習得技能の条件が付く場合があります)。
- その他に、「体験会」や「特別教育」の講習会もあります。初心者や森づくりに関心のある市民の方は、まずは「体験会」で森づくり関連の作業に触れてから、「基礎研修会」に参加いただきたいです。一方で、団体で作業されている方や林業として仕事を考えている方向けには、厚労省の「特別教育」に準じた講習会も開催を予定しています。